オールラウンド渡辺です。
三重は今週はずっと雨です。
最近また一段と寒くなり体調を崩す生徒もチラホラ出てきているので、教室内の乾燥を防ぐためコーヒーフィルターを使った造花型の手作り加湿器を用意したり、抗菌効果の高いアロマなどを使用したり、窓に断熱シートを貼ったりして、少しずつですが塾生にとってより学習しやすい環境づくりをアレコレと試しています。
今日は、高3生の現代文、古文、英語、数学と、高1生の数学でした。
受験生の一人に、頻出英単語600語を順番ランダムで全問出したところ、33問ミス(正答率94.5%)という高得点を出してくれました!
前々回の投稿でも書いたような、「結果に対する普段からの意識」をシッカリ持ち始めてくれているのか彼は単語しかり文法しかり、彼らに渡してある個別弱点プリントから抜き打ちの口頭試問をしてもほとんど間違わないように仕上げてくれるので、サポートさせていただいている側としてとても嬉しい気持ちになります。
高3生は明日に全国の記述模試を控えている方が多いのですが、彼らもだいぶ基礎力、基礎知識が身についてきたので、今日は「試験で総合得点を上げるための戦略」について少し解説をしました。
基礎力のない間は、「本文を読む前にまず設問から読む」とか「古文漢文から先に解いて、それから現代文を解く」みたいな変わったテクニックを使っても効果があまりないのでそのまま問題用紙の初めから順に解いていくのがベターかと思いますが、ある程度の力がついて解ける問題が増えてきたら、難しい問題に出くわすたびにイチイチ立ち止まって悩むのではなく確実に解ける問題から先に解いていった方が、総合獲得点数は高くなりやすいと考えられます。
まだ「前から順に」しかやったことのない生徒からしたら「慣れないテクニックに混乱して自滅したくない」という抵抗を感じてしまうようでしたが、先週の記述模試でもまさに現代文に時間を取られすぎて古文漢文も取りこぼしてしまった生徒もいたので、本番でそういう「持っている力が発揮できなかった」という事態に陥らないようなアドバイスや練習を今後も提供していけたらと思います。
後半は高2生の予定でしたが、たまたま風邪で休講となったタイミングで昨日に授業を休んだ高1生が自習に来ていたので、急きょの変更で彼に昨日の数学(三角比)を教えることができました。
例のアドラーの話ですが、いっとき流行った「嫌われる勇気」の続編の「幸せになる勇気」という本を最近読んでおりまして、前回同様この本でも青年(彼は前回から成長し、今回は教師となっています)と哲人とのやりとりが繰り広げられるのですが、教師という設定もあって、非常に考えさせられることが多いです。
実は今年の5月末に帰国してから京都の実家に戻るまでの2週間ほど、日本各地の友人知人に会っていたのですが、タスマニアで出会った夫婦に会いに岐阜を訪ねた際、彼らから「これからたくさんの人と会うだろうから」と貸していただいた、「NVC
人と人との関係にいのちを吹き込む法(※1)」という本に書かれている内容にも通ずるところがあり、僕自身、語学学校とはいえ実際に海外と日本の教育環境の違いも見てきた中で、「教師-生徒間の、あるべき関係」や「生徒に与えるべき(与えたい)環境」について長らく悶々としております。
※1
NVCとは:教育や子育て、医療、ビジネスの現場で注目される新しいコミュニケーション手法。
相手を評価したり決めつけたりするのではなく、自分が抱いている感情、自分が必要としていることに耳を傾けることで、怒りや対立を“互いに思いやる機会"(つながる機会)に変え、人生をより豊かなものにする手法。
これからは冬休みに向かっていくので、普段の授業と並行し、「いかに効果的な冬期講習ができるか」についても煮詰めていきたいと思います。