命がなくなるくらい

オールラウンド 渡辺です。

 

今日は、高3の数学、古文と、高2の現代文でした。

先週土曜に塾生初の入試(推薦)を受けた生徒の授業日でしたが(発表は次の土曜のため、念のため授業を継続)、試験の出来や、8月頭の入塾時点からこれまでの2か月間における成長などを細かくヒアリングいたしました。

入試問題(英語)を見せていただき採点をした感じでは7割台は取れているようで、基本問題はもちろん、多少ひっかかりそうな問題も見事な論理的思考で正解にたどり着けていたので、8月の時点では過去問でも3割ほどしか取れなかったところから本当にすごく成長してくれたと思います。

英語と国語の筆記以外に調査書(高校の成績証明書)も加味されるのですが、部活に打ち込んでいてこの調査書の点数があまり芳しくないため結果がどうなるかは全く分からないのですが(ネットでも合格最低点が載っていない)、今回の結果がどうであれ彼は自分にとってベストな実力の伸ばし方を身につけてくれたので、この先何事に対してもきっと自信をもって進んでいけると思います。

※もちろん必要なサポートはこれからも喜んでいたしますが、来たばかりの頃よりだいぶたくましくなった様に見えて、大変嬉しいなと思っております。

 

また、昨日、別の受験生(難関私立大学志望)が「古文が思うように伸びている気がせず、焦りを感じる」と相談をしてくれたので、「極端な話、期日までに目標を達成できなかったら命がなくなるくらいの状況に追いやられたとしたら、きっと単語でも文法でも今よりもずっと短期間で大量に身につけられるハズ。その集中力で勉強ができないのは、『追い込んで勉強することによる精神的苦痛』よりも『今の楽なペースで、結果が出せないままの現実』の方をチョイスしているだけであり、そのチョイスに関して僕が強く介入するのは効果的な解決法とは僕は思わない。ただ、『苦労せずに結果を出したい』という点でアドバイスをするなら、苦労をしないで結果を出せるような方法を大いに試行錯誤したら良いと思うし(大学入試において『〇〇以上の苦労をしていること』は、今のところ合格判定基準として設けられていないハズなので)、そのサポートはもちろん喜んでするよ」というアドバイスをいたしました。

どうやら彼にとって想定外のアドバイスだったようで、昨日はしばらくモチベーションを上げられずに苦しんでいましたが今日さっそく彼なりに試行錯誤したやり方で古文単語の暗記を頑張ってみたそうで、「今日の時点では、思った以上に効果を感じる」と嬉しい報告をしてくれました。

何か一つでも「短期間で急激に集中して実力を上げた」という経験ができれば、それが自信となって他のエリアでも応用できるかも知れないので、そういった成功体験を得ていただけるよう引き続きできる限りのサポートをしていければと思います。