オールラウンド渡辺です。
ご縁あり執筆依頼をいただいておりましたリトルプレス『PATH FINDER』が完成しました。
PATH FINDERは、個人から見える世界というものを重視し、自主独立の気概あふれる個人個人が進化して強くなっていくことを応援する雑誌。
オーストラリアのメルボルンにお住まいの出井さんという方が、日本の出版業界での経験とオーストラリアでも出版活動の実態や実際の運用について学ばれた後に、ご自身の事業としてこの出版企画を始められました。
僕はこの大学進学塾のことや海外経験の面から見える世界について書かせていただきましたが、執筆者の一人としてこの出版企画に携わることができ大変嬉しく思います。
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オールラウンドでは、今週月曜から各高校の中間テストが始まっており、先日の土日も含め各学年の塾生たちが目標達成に向け必死にテスト勉強に励んでおります。
目標設定に対して塾での勉強時間が少ない生徒や、逆に高校受験時以上に自主勉強をしすぎて本番で頭が思うように働かなかった生徒など諸々の課題もありますが、手書きでつくった英語や漢文の直前予想問題が良い精度で当たったりと、テスト対策に対しても一つ一つ改善を行っております。
目標点数に対する塾での学習時間は塾生によってその改善度合いにまだ大きな差があるため、次回はこの点に力を入れたいと思っております。
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今日の授業は、高2生の「現代文」と「英作文」でした。
※テスト期間の生徒は、テスト対策(英文法と、数学)でした。
現代文では、120字の記述問題を含む評論1題を扱いました。
「●●とはどういうことか?」という問題の記述の仕方について、生徒によって筆の進む人と全く手のつけ方が分からないという人がおりましたので、解答手順について解説をいたしました。
今回は
「『〇〇の、△△による編み直し』とはどういうことか」という設問でしたが、今回の場合に取り組んでいく解答作業手順としては
・質問自体が「どういうこと?」という風な問い方なので、解答の最後は「~ということ。」と書く。
↓
・「編み直し」とあるので、「編み直す前」と「編み直した後」の『対比』を説明する。
書き方例→「本来○○なものを、△△なものに修正する(ということ。)」
↓
・「編み直す」のは「〇〇」のことであるが、『どう修正するか』については「△△による」とあるので、この△△の部分を本文から探し、分かりやすい言葉で言い換える。
書き方例→「(本来○○は★★であるが)、▲▲したりといったように、□□に修正される(ということ)」
とやっていけば解ける問題だったので、「頭から勢いだけで一気に120字書こうとして脱線リスクを冒すのではなく、このように解答作業を一つずつ分解して丁寧に取り組んでいけばキレイにまとめられるよ」といったアドバイスをいたしました。
英作文に関しては、実際の社会で英語を使う際にも役立つような力をつけるべく、最近は和文英訳と自由英作の2種類をオリジナルで出題しております。
英作は英会話と同じく、小さなミスを気にして英作行為自体を避けていては実力が向上しないので、今は「小さなミスは気にしないから、まずは間違いを恐れず大胆に作ってみるように」とアドバイスをしております。
(僕自身も今はローカルミスに固執せず要点だけキッチリ押さえた解答解説を心掛けております)
今回の和文英訳は「関係副詞」でした。
自由英作のお題は、「大学は何学部に入りたいかと、その理由(何を学びたいか、それが将来どのような状況でどのように役立つと思うか)」でしたが、現代文に結構時間を費やしたため自由英作文は残念ながら時間内にできず、次回に持ち越し予定です。
「関係副詞」の問題は、
1.「1945年は、日本で第2次世界大戦が終わった年です」
2.「これは、仲間を探して邪悪な王を退治するロールプレイングゲームです」
3.「傍線部まで読めたら、傍線部が引かれている一文全体を確認し、答えを丁寧に探しなさい」
塾生の様子を見るとまだ関係副詞のイメージがシッカリついていなかったため、とりあえず1番は僕が解答し、それを関係副詞の作り方の参考例といたしました。
(1の解答例) 1945 is the year when World War 2 ended in Japan
一度やり方を説明すると塾生もだいぶ要領をつかめたようで、単語レベルでは不自然な選択をしたりもありましたが、グローバルエラーは特になく大きい点は獲得できるような書き方ができておりました。
(2の解答例) This is the roll-playing game where you find your companions and beat the evil king.
(3の解答例) When you finish reading all of the sentences before the underlined part, check the whole sentence where the underlined part is and then carefully find the answer(from the passage).
引き続き意欲を上げて、大きな点はガッチリ獲得できる力が身につくようにサポートしていきたいと思います。