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(春期講習)英語スピーキング力を特訓中!

※写真は、高1生K君からの質問の解説

 

オールラウンド渡辺です。

 

前回のブログでも触れた通り、新高1、新高2生の春期講習に「英語スピーキング&リスニング」を導入しました。

 

新高2生は、予備日を除き今日が最終日でした。

(新高1生は、来週よりスタート)

 

新高2生の代からセンター試験が終了し、新試験には英語スピーキングが入る可能性があります。

 

が、各高校も「読解英語」や「数学」など従来の教科の教育が依然メインとなっているようなので、今回の春期講習では僕自身が海外生活を始めたばかりのときにスピーキング力を伸ばしたメソッドを取り入れて、塾生のスピーキング&リスニング力を鍛えることにしました。

 

※今回の講習では、「発音」と「話すスピード」、「複文レベルのスピーキング力」の向上をメイン目標にしています。

下記のような流れで鍛えました。

 

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まず最初に鍛える「発音」は、下記辺りのことを、ホワイトボードを用いて口の形からヴィジュアルで細かく解説。

 

【解説例】

「th」

「w(would等)」

「r(rockとlockの違い等)」

「省略(in that townのときthatの最後のtは発音せず、「ッ」扱い、等)」

「rのタイミングの使い分け(heartとhurtの違い、等」

 

上記解説後、「最初はカタカナ英語で発音しても良いから、少なくともリスニングのときは『この発音は、こんな口の形をしていたからなのか!』とイメージしながら聞くように」と伝えて、あとはひたすら実践。

「リアルな発音を聞く」→「話す」のサイクルで大量のフレーズを回し、効率よく実践力をつける。

 

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新高2生は今日でほぼ全員が春期講習を終えましたが、ひたすら大量に実践するので、初日こそ1時間半の講習で40フレーズが精いっぱいだったのが、最終日には60フレーズと、初日の150%分もスピーキングをこなせる力がつきました。

 

話すスピードも、初日は"Call me again"を「コールー、ミー、アゲインー」、"It will be a lot of fun "を「イットー、ウィルビー、アロットオブー、ファンー」と1単語ずつゆっくり発音していたのが、最終日には「コミアゲン」、「イウビアロロッファン」と、初日の無駄な発音部分が取れ、聞こえたままに発音する意識がしっかりとついてきました。

 

4日で計200フレーズ以上もスピーキングをしていると、「『この曲、聞いたことある?』を英語にすると?」と即興で彼らに英作質問しても、初日こそ頭が真っ白になっていたのが最終日にはとりあえず"Have you ever"までは口頭で瞬時に反応できるようになりました。

 

whichやwho、whenといった関係代名詞・関係副詞も20フレーズ前後こなしたので、これまで読解でイマイチ理解できていなかった塾生も、正しい関係詞の使い方の感覚がつかめたようです。

 

BecauseやIfなどの接続詞を用いて2単文をつなげた複文もときどき出題し、ゆっくり考えれば複文も英訳して話せるくらいにまで成長したので、「自分の力で結果を出していく」ための土台部分はしっかりできあがったと思います。

 

筆記・読解力も間接的に鍛えられたと思うので、次回のGTEC(英語の4技能検定)等で今までよりも「聞こえる!」、「話せる!」、「書ける!」といった喜びを体感していただけると、とても嬉しいです!