センター試験が終了。いよいよメインの個別試験へ

※写真は、高1生からの質問。

 

 

 

オールラウンド渡辺です。

 

 

2020年、最後のセンター試験が終了しました。

今年は数学を筆頭に数科目でセンター試験の傾向が変わり、オールラウンドの受験生たちの多くもこの傾向の変化に十分な対応ができず、とくに数学と英語で残念ながら練習時よりも点数を落とした生徒が多く出ました。

 

 

センター試験直後は、いわゆる「センターボケ」が起こりやすいタイミングですが(実際は、センター以降こそ「一日の重み」が劇的に変わる大事な期間なのですが)、受験生たちはセンター翌日もセンターボケの雰囲気を全く見せず、これまでよりもさらに真剣な姿勢で、各大学の個別試験に向けて勉強しています。

 

 

それに合わせて、僕もセンター翌日からハイレベル試験対策(英語・現代文・古文・数学・面接・小論文)に入っています。

 

 

 

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いろいろ傾向が変わったと言われる今年のセンター試験についてですが、昨日、受験生たちの個別試験対応の合い間に国語と英語だけを一通り解いてみて、それぞれの感触をチェックしてみました。

 

 

国語は、とくに強い違和感(難易度の変化)も感じず、傾向通りの問題を沢山こなしてさえいれば、練習時と同等の点数がキチンと反映されるようにつくられていると感じました。

大手予備校が現在出している国語の予想平均点は122点とのことですが、オールラウンドの7割以上得点者は、163点(81.5%)が2名、153点(76.5%)が1名。

 

 

英語は、会話文もかなりリアルな感じだったり(日本の学生が読みやすくなるような形にはあまり修正されていない)、選択肢に書かれている「言い換え表現」等をみても、少しレベルが高いように感じました。

英語試験がよりリアル(実践的)な英語力を試すものになること自体は好ましいことだとは思いますが、「他科目との兼ね合い上、平均レベル以上の英語の準備ができなかった学生」にとっては難しい問題だと感じました。

同予想平均点は「筆記119点」「リスニング28点」とのことですが、オールラウンドの7割以上得点者は、筆記が166点(83%)1名、リスニングが36点(72%)が3名。

 

 

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冬の「センター準備期間」に入って以降、オールラウンドの受験生たちには、口頭およびメールで

 

 

・実力発揮アドバイス

(食事・睡眠・ストレス・解答順序・風邪・トラブルなどの、実力発揮とのつながりや、対策)

 

 

と、

 

 

・総合得点の最大化アドバイス

(得意・不得意、伸びしろ等を、科目ごとに比較検討)

 

 

を、連日おこなってきました。

 

 

 

それらのアドバイスを受け、各自が

 

 

『限られた期間で、総合得点を1点でも多くする』

 

 

を目標に、それぞれが主体的に「得意・不得意科目」や「科目ごとの伸びしろ」を見きわめ、各科目でかけるべき時間とエネルギーに濃淡をつけて頑張ってきた結果、前回のブログの通り、冬休み明けのセンターシミュレーション(各高校で開催)でそれぞれに点数が上がり、センター試験の傾向に対応できる力がついてきました。

 

 

そうして、それぞれ本番形式問題で良い点数を取れるようになってきただけに、本番の難化エリアに対応できず練習時の総合得点を下回って落ち込んだ生徒も多かったですが、実際のところ彼らは総合得点最大化を戦略的に進めてきた結果、イレギュラー問題にペースを乱されようが「傾向通りの科目(社会・理科など)」で落ち着いて7割以上の点数をたくさん出しているので(具体的な成績は本文末尾参照)、もちろん高得点を取れるに越したことはありませんが、僕自身は「今回の受験生たちの努力とセンター点数の関係」について、

 

 

「傾向の変わった問題が解けなかったため本番の総合得点が練習時を下回った(得点差が出た)ということは、すなわち『傾向に合わせた問題』であればキチンと点数にできる程度にまで力をつけることができた、ということ。個別試験での得点アップに必要な力はキチンとついている」

 

 

という風に捉えています。

 

 

 

そして、「E判定で逆転合格した人」をたくさん見てきた僕自身のこれまでの経験と、今年の一連の流れを見た上で、僕は

 

 

今年の受験生も、1~2月で急激に力を伸ばして合格を勝ち取ったこれまでの塾生たちに決して劣らない力や可能性を、十分にもっている。

 

 

と考えています。

 

 

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例年通り、受験生たちから来る質問の質も量もセンター試験を境にまたグッと上がり、僕自身も最も得意なハイレベルエリアを指導する「受験サポート最終段階」に、いよいよ今年も入りました。

 

 

途中で想定外の一発をくらっても、そのまま倒れこまず、最後まで戦いきる顔を見せている今年の受験生たち全員が、途中であきらめず最後まで後悔の無い戦いをできるよう、残りの期間もサポートしていきます。

 

 

 

【科目別、2020年センター試験で7割以上得点者】

 

『国語』オールラウンド受験者8名

163点(81.5%)

163点(81.5%)

153点(76.5%)

 

『英語(筆記)』同8名

166点(83%)

 

『英語(リスニング)』同8名

36点(72%)

36点(72%)

36点(72%)

 

『数学IA』同7名

70点(70%)

 

『日本史』同7名

84点(84%)

83点(83%)

83点(83%)

82点(82%)

82点(82%)

70点(70%)

 

『倫理』同1名

94点(94%)

 

『政治経済』同3名

71点(71%)

 

『地学基礎』同3名

43点(86%)

 

『化学基礎』同6名

39点(78%)

36点(72%)

35点(70%)

35点(70%)

 

『生物基礎』同3名

44点(88%)

40点(80%)