【まずはオールラウンド渡辺より】
最後のセンター試験となった2020年度の受験が、ついに終わりました。
2020年度はセンター試験が難化し、さらに私立大学定員厳格化もあって、今回も「A判定でもボロボロ落ちる」という非常に苦しい年となりました。
が、どの受験生も時間をかけて基礎力を鍛え、8人とも最後まであきらめずに頑張りきりました。
結果は、1月下旬のセンターリサーチ(←センター試験本番の点数を用いた、合否可能性の判定データ)の判定で、
「D判定」から2大学、逆転合格!
「E判定」から3大学、逆転合格!
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「C判定」以上の受験大学は、全て合格。
今年度も直前でグワッと成績を上げて、それぞれに合格をつかみとりました。
今回もたくさんの逆転劇を塾生自身の力で実現させたそんな2020年度でしたが、この度「D判定」から晴れて「静岡大学(情報学部)」に逆転合格し、たくましくオールラウンドを巣立っていった池田祐夢(いけだ ゆうむ)君が、「オールラウンドの体験談」と「オールラウンドの学習環境分析」を書いてくれました。
以下、オールラウンド開校時から3年間ずっとオールラウンドで頑張ってきた祐夢くんならではの視点で、「苦しんだ時期の話」や「この塾がプラスに働いたエピソード、マイナスに働いたエピソード」など、どの学年にも参考になるような具体的なアドバイスが書かれています。
祐夢くん、Enjoy the beginning of your next journey !
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池田 祐夢(いけだ ゆうむ)君
(津高校卒)
「2020年度の合格校」
静岡大学(情報学部)
愛知淑徳大学(創造表現学部)
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【オールラウンドの体験談と、オールラウンドの学習環境分析】
2020年2月11日、静岡大学推薦入試の合格発表日。
この日をもって私の大学受験生としての日々が終わった。
合格した実感が湧いたのはそれから数日後、書面での「合格通知表」が届いてからであったが、今のところ18年の人生の中で最も嬉しかった瞬間だといえる。
以下に書き連ねるのはそんな私が通った塾「オールラウンド」及び恩師渡辺先生との思い出や変化、そして強みである。
私が渡辺先生と出会ったのは2017年、高校1年生の時である。
当時まったくと言っていいほどに学校の授業についていけていなかった私は、中学の頃尾崎塾に通っていた友人から同ビルで高校生向けの塾が開校されるという話を聞き、それが渡辺先生との出会いのきっかけとなった。
渡辺先生の第一印象は「優しそうだが自分と合うのだろうか…」といった感じだった。
(今振り返れば渡辺先生で良かった、と思う)
オールラウンドはその授業形態がこの三年間で大きく変遷してきた。
それはどれも私たち塾生のことを考えられてのことだったと感じる。
開校前の体験授業を含む一年目の初期は、所謂一般的な一対全体の講義スタイル(英国数)。
それと英単語(target1900)などの小テストが中心だった。
そのうちに単語の吸収性、各人のやる気向上を図って何度か小テストのルールの改変なども行われていた。(ゲーム形式にする、など)
この改変は渡辺先生の提案は勿論あったが、私たち塾生への
「どういったやり方がいいと思う?」
という問いかけをもとになされたものだった。
自分の意見も参考にして頂いた記憶がある。
しばらく経ち講義スタイルでの授業が減り、個人で学校の進行度に合わせ別科目や別範囲を勉強するスタイルが中心となっていった。
この間も英単語等の小テストは基本的に続いていた。
3年になれば(正確には2年の年明け以降から徐々に)完全に自習メインとなっていた。
この頃から受験生には、月初めにどのような計画で各科目の勉強を進めるか、という表を制作、そして毎週末に進み具合を先生とともに確認する方法がとられ始めた。
私は計画的な勉強が苦手だったため、この方法は非常にありがたかった。
また、私は推薦入試へ向けての準備(主に志望理由書や面接について)で多くの助言を頂いたが、このように個人のニーズにあった柔軟な対応もあった。
上のような経験をもとに私が思うオールラウンドの強みを伝えたい。
1.授業時間外の対応
第一にオールラウンドは基本、塾生であれば授業のない日であろうと教室の自習室利用が可能となっている。
さらにそれだけではない。
渡辺先生が塾にいない時でもLINEで質問対応をして下さる。
要するに24時間365日、フォロー体制が整っているといえ、これは大学受験生にとって大きな利点である。
2.金銭面
少し生々しい話になってしまうが、私が入塾した理由の一つでもある。
やはり個人塾であるため大手の塾と比較すれば基本授業料は抑えられている上、夏期講習などといった追加料金が課される機会も多くなかった。
3.心と身体
オールラウンドでは勉強は勿論、精神面や身体面でのサポートも多い。
例えば私はセンター試験の点数が想定よりも低く、自己採点後かなり落ち込んでいたのだが、「ここから合格するために何を勉強すべきか」が先ではなく、「この科目は世間反応からすれば難しかったはず」「ひとまず今日はゆっくり休んで次の試験に備えよう」といった言葉がけをして下さったのを覚えている。
これにより気持ちを切り替えることができた。
それ以外にも常にメンタルや体調について気にかけてくださっていた。
受験生活に心と身体の健康は欠かせない。
こういったケアも行ってくれるのは非常に大きな魅力といえる。
上記の強みを生かせるのはやはり「やる気のある人」だと思う。
逆に「厳しい指導をされないとやる気が出せない人」には厳しい環境であるといえる。
渡辺先生は非常にやさしい。
故に、やる気をある程度維持できないとそのやさしさに甘えてしまうだろう。
実際私は、高2の時target1900(英単語)の小テストをよくパスしていた。(当時は基本授業前に毎回行うものだった)
1対1の単純暗記が非常に苦手で単語を覚えることにあまりやる気を見いだせていなかったのが原因なのだが、「今日は(テストやるの)厳しそうなのでパスしていいですか?」の一言を渡辺先生は許してくださっていた。
そこに甘えまくった私は3年になって英単語に非常に苦しめられた。
しかし、やる気さえあればこの塾での勉強環境はどんどん充実していく。
前述の質問対応や面接練習、さらには
「○○の単元がわからないので授業形式で一通り流してもらえませんか?」
というような要望にも応えてくださる。(私は苦手な数学でこの方式を何度もしていただいた)
オールラウンドには実力や成績を上げるための材料が多く揃っている。
それを如何にして自分のものとするか、それが全てとなる。
それができる人には強くお勧めする。